受験と兄貴
受験を身近に感じたことの始まりは兄貴の受験だったな。2学年上に兄貴がいました。あいつは俺と違って天才に見えた。授業態度が悪くて内申はあまり良くなかった。でも当時は群制度で自分で選択できなかったけど、都立三鷹高校に行った。
俺も兄貴のように勉強すればいいと思っていた。ところが中学に入学して最初の中間テストで痛い目にあった。
いまでも覚えているけれども、中学1年生の1学期、中間テストのチリの点数は18点だった。学校生活であんな点数はあれだけだった。
これも兄貴がテスト勉強は、特に暗記モノは前の日にちょこっとやればできると言われてその気になっていた。とんでもない話でそんなことができるのは天才の兄貴だけだ。
兄貴は、一夜漬けで90点以上の点数を取ってしまう。でも授業態度が悪いから5にはならない。そんな奴だった。
だから通知表の点がオール4のくせして当時の群制度、三鷹、武蔵高校に受験した。そして当たり前のように合格してしまった。
俺には絶対にまねのできないことだった。懐かしい話だけど兄貴は三鷹高校のサッカー部だった。あの全国大会に行った三鷹高校サッカー分のOBということになる。
頭が良くて体力もあって、ホントにいつも比較されて育ってきた。結局、同じところでは勝負してはいけないということになってしまう。でも長い人生で別に勝負をしたわけじゃないけど。人生でどちらが成功したかと言えば俺の方かな?あいつ、いつも俺のことを羨ましがっていたものな。